Sep
「丹はドラえもんで育った！」
と言っても過言ではないほど、
幼いころは
ドラえもんのビデオばかりを
家で１人で見ていました。
両親ともが別々の自営業で
共働きだったので、
２人とも夜遅かったんですね。
なので必然的に友達と遊んで
家に帰ったあとは、
１人で何かをやっていたわけで、
その中でもドラえもんの映画を
めちゃくちゃ見ていました。
で、
今だに記憶に深く刻まれている
ドラえもんのキャラクターの１つに、
映画ブリキのラビリンスに出てくる
「サピオ君」
というキャラがいます。
覚えている方も多いと思いますが、
彼は文明が発達しまくった星の
人間で、
その星では生活の全てを
ロボットやコンピューターが
代わりにやってくれている感じです。
もはや労働や仕事をする必要が
無いのはもちろんのこと、
１人に１台、
階段まで昇れてしまう
カプセル型の乗り物があるので、
家の中でもカプセルに入って、
歩く必要すらなくなっています。
人間のやることは、
ただロボットに命令するだけ。
その結果、
人間はどうなったのかというと、
ご想像通り。
めちゃくちゃ弱くなっているわけですよ。
もうカプセル無しでは
歩くことすら出来ないわけです。
入院していた人が、
久々に立ち上がると
すぐにめまいを起こしたり
していますよね。
ちょうどあんな感じです。
「毎日が日曜日！」
と聞いて、
ジャイアンやのび太は
涙を流してサピオ君を羨むわけですが、
どんなものでも使わなければ、
衰えていくのが人間ですからね。
まだ感性も乏しい小学生ながらに
恐ろしいことだなーと
思ったことを覚えています。
で、
この話が重なるのが、
稼げない人の思考によくありがちな、
「難しいことは考えることなく
テンプレ作業でお金を稼ぎたい！」
というものなんですよ。
まあ確かに、
思考せずともコピペな感じで
実際に稼げるものもありますよ。
ただそれって、
サピオ君状態に真っ逆さまだよねー
と
思うわけですよ。
「思考せずに稼げる」
という状態は、
「思考の部分」を誰かが変わりに
仕組み化してくれたことによって
可能となっています。
「思考作業」は、
どんなものにも
結果を出すためには必ず必要なので、
・楽にできる
・考えずに出来る
というものがもし、
世の中にあったとしたら、
絶対にその仕組みや環境を作った人が
代わりに「思考作業」をして、
それを誰にでも使えるように
仕組み化してくれているはずです。
例えば「車」を
自分では組み立てられなくても、
車を買ってさえしまえば、
思考停止状態で
運転は出来るじゃないですか。
あれは「車」という仕組みを
頭の良い方々が
代わりに作ってくれたおかげで、
思考停止状態でもアクセルを踏めば
誰でも時速１００Ｋｍで
走れるようになるわけです。
じゃあ仮に、
そういう
“思考停止状態で稼げる稼ぎ方”だけで
満足していたとしたら、
一体どうなるのか？というと、
当然、そういう
「思考を代わりにしてくれる人」
無しでは
お金を稼ぐことは出来なくなります。
つまりが、
たとえサラリーマンを
辞めていたとしても、
思考している人の奴隷にしかなれないんですよ。
それも一生涯ずーっと。
だって自分では思考を
していないから。
当たり前ですよね。
「ラクして稼ぐぞ！」
と思うことって
すごく重要なことではあるんですが、
それはあくまでも
自分でその状態を作れよ
ということであって。
人に作ってもらっちゃ意味がないです。
このあたりの感覚がマヒしている人は
マジでヤバイと思いますよ。
楽して稼ぐためには、
楽して稼げる状況を自分の
「思考力・頭」で
作らないとダメです。
誰かが作った環境は、
その「誰か」に
依存する環境なので。
私がいつも言っていることですが、
「依存を抜け出した」
という状態の定義は、
“会社に頼らなくても
お金が稼げるようになること”
ではなくて、
“全てを失ったとしても、
そこからまた自分の力だけで
お金を稼ぎ出すことが出来ること”
です。
まあ確かに
「思考する」というのは
人間の活動の中でも
一番労力と精神力がかかるものです。
だけどそれを人任せに
してしまっている人は、
その仕組みを失った途端に即死して
ホームレス生活になります。
そしてそこから復活することは
もう無理でしょうね。
だって、
ずっと頭使ってなかったんだから。
まあだからこそ、
あとで楽するためにも
「思考作業」を
しっかりと行ってください。
「難しいことを考えることなく、
稼げるように教えてください。」
みたいな
マジで頭おかしいことを
言ってきた人が過去にいましたが、
まあ彼がその後どうなったのかは
言うまでもないと思います。
富は「思考力」で
生みだすものです。
稼ぐ人は１００％の確立で、
脳みそに汗かきながら
うんうん唸りながら思考しています。
さらに上を目指す我々が、
このことを忘れるわけには
いかないですよね。
